小樽赤岩１
日時：1996年５月12日
メンバー：Uくん（北大院生）・石原
赤岩は海岸近くの小山にある岩場で、たくさんのルートがあります。眼下に海を見おろせるのはなかなか良いのですが、今日は寒かった。登ったのは、まず３級ルートでウオーミングアップ。久しぶりのクライミングであるが難なくクリア、次の４級ルートも難なくクリア。ただし、トップはU君にやってもらう。次は岩を変えて、天井状の壁でであぶみを使った人工登攀の練習を行う。人工登攀は結構腕力と時間をくうことを初めて知るが、なんとかトップロープで登る。休みながら行けるのは良いのであるが。後半戦はまず３級ロングルート、３ピッチのうち２ピッチ目を私がリードする。これは問題なし。最後は５級クラックルートを登る。２人ともテンションを何回かかけて手こずるが、なんとか突破する。久しぶりに行った割には結構登れたという感じでした。
日時：1996年６月９日
メンバー：石原・他７人（えぞ山岳会の人達と）
基本的にトップロープでの練習でした。ただし、トップロープをかけるのはあ
ぶみを使った人工登攀で行いました。石垣山の岩場はクラック中心のルートなのでクラックに慣れていない人にとってはレベルの高い岩場です。フレンズとナッツでランニングを取って登っていきます。これらのギアは結構効いてくれます。クラックに手（腕）や足をねじ込んで（ジャミング）体を支えるので、手足は結構痛いし擦り傷やあざだらけになりました。でも、うまくジャミングがかかると結構うまく体を安定できます。１日いて時間をかけて２本登り、後は腕力を消耗しきってしまい登れませんでした。クラックはきついというのが感想です。その後、ツタウルシにかぶれました。岩にたくさんはりついていたので。
期日：1996年９月22日
メンバー：石原・Mくん・Kくん（北大院生）
私以外の２人はクライミングは全く初めての事なので初心者向きの岩場である奥リスのルートを中心に登りました。ところが２人はセンスが良くV+ルートも大した苦労もせずに登ってしまいました。実に驚きです。以下に登ったルートとグレードを示します。リードは全て石原がしました。西壁ノルマルを除いてトップロープです。
奥リス・ノルマル(III+) 全員簡単にクリア
フランケ左(V) ジャミングが必要なクラックがあるが、Kくんは登ってしまう。恐ろしい。
フランケ右(V+) ホールドが細かく少し苦労するが、全員登ってしまう。驚き。
西壁ノルマル(３Ｐ、III.III.III) 懸垂下降も教える。
期日：1996年９月29日
メンバー：石原・Kくん
今回は先週よりもグレードの高いルートにチャレンジしました。
奥リス
フランケ右(V+) 最初に石原がリード、その後はトップロープで。
Kくんは１回目はなんとかクリア、２回目はリタイア。石原は計３回クリア。
ノーマル(III+) Kくんの練習のために。懸垂下降を教える。
ファイアマン(5.10a) ホールドの細かいフェース。石原リタイア。
奥チムニー
カンテルート(IV) 途中チムニー。難なくクリア。
奥フェース(V) 石原リードするが、途中ホールドが乏しく途中A0でズル。
石原の課題はV級のリードです。車で来たにもかかわらず、帰りは小樽の地ビールを飲んで帰りました。これはうまい。
日時：1996年10月６日
メンバー：石原・Mくん（北大院生）
３週連続で小樽の赤岩に行きました。先週一緒に行ったKくんは今回はお休みで、２週間前にクライミングを初体験して面白くなってしまったMくんと行きました。今回は松下くんの指導のついでに冬の登攀を考えてアイゼンと手袋を装着しての練習もしました。ただし、石原だけですが。
奥リス フランケ右(V+) 石原最初にリードし、後はトップロープ。
クライミングシューズでさらに１本登って、３本目はプラスチックブーツで登るが１回こける。４本目はさらにアイゼンをつけて登るがまた１回こける。最後の５本目は手袋も装着して登る。しかし、さすがに短時間に集中して４本登っていたのと手袋とアイゼンででホールドをとらえにくいため途中で力つきる。松下くんは２本難なくクリアー。
奥リスフランケ右(V) １時間休憩後、石原すでにパンプ状態なのできつかったが、リードでクリア。
奥リスノーマル(III+) 石原アイゼン、手袋でリードでチャレンジするが核心部でうまくいかず、結局１回降りて、素手とクライミングシューズでクリア。
これで完全パンプ状態となり２時で少し早いが終了。手袋とアイゼンでの岩登りの難しさを味わいました。冬に向けてもっと練習しなくてはというところです。